「町長経験者から見た地方行政と議会」
埼玉県特別参与・前大利根町
柿 沼 トミ子 氏 が講演
埼玉県町村議会議長会では、平成22年10月15日(金)、三芳町文化会館「コピスみよし」で、
平成22年度町村議会議員研修会を開催した。
研修会には、約320名が参加し、埼玉県特別参与で前大利根町長の柿沼トミ子氏が
「町長経験者から見た地方行政と議会」と題し講演した。
大利根町長を経験した柿沼氏は、議会とのかかわりで気を遣ってきたことや、合併に
あたっての思いを語り、今後の議会と行政サイドに期待することなどを講演されました。
また、現在の埼玉県特別参与という立場において、上田清司埼玉県知事が掲げる施策の
ひとつでもある「みどりと川の再生」への取組みについてもパネルを用いて説明をされ
ました。
講演の最後には、活発な質疑もあり、講演は盛会のうちに閉会した。
● 柿沼トミ子氏は、埼玉県環境防災部長、知事の特別秘書などを経て2008年3月、県内初の
女性町長(大利根町長)に就任。
2年間、自治の最前線に身を置き、加須市との合併に尽力。
町長時代では、人の結びつきの大切さを再認識。
「地域を支える暮らしの人は地域の守り人であり創り人。さらにいい環境にするには地域の
人たちが次の一歩をどう連携して踏み出すかにかかている。」と話す。
合併に伴い2010年3月に失職した旧大利根町長から県に特別参与として復帰。
上田知事が掲げる「みどりと川の再生」、「女性のチャレンジ支援」など県政の重要な課題
に対し、県と市町村行政を知り尽くした経験を生かして、上田県政の裏方として奮闘中。