『議会広報クリニック』
〜 読まれ、親しまれ、役に立つ議会広報めざして 〜
講師 埼玉県コニュニケーションセンター
理事長 芳 野 政 明 氏
埼玉県町村議会議長会では、平成22年11月19日(金) 埼玉県県民健康センターに於いて、
平成22年度第2回議会広報研修会を開催した。
研修会には、市・町村議会議員(広報編集委員)及び議会事務局職員約70名が参加し、
埼玉県コミュニケーションセンター理事長の 芳野 政明 氏 が、実際の広報紙を用い
下記の基準を参考に7市町の『議会広報クリニック』を行なった。
● 議会広報編集の目安は何か
1 発行目的にそった企画・編集になっているか
・議会の議事や議会活動が適切に企画され、透明度の高い広報紙になっているか。
・行政のいま、議会の焦点・問題が住民の視点で伝えられているか。
・議会の行政チェック機能や政策提言機能、議会での質問・答弁がその後の追跡など
議会の役割が住民に見える議会報になっているか。
・紙面に住民が参加・登場し、住民と議会を結ぶ創意・工夫のある紙面か。
・議会の運営のルールやシステム、専門用語など、住民との情報格差を埋める編集努力が
あるか。
・議会終了後1ヶ月から40日以内発行をめどにしているか。
2 読みやすさ、わかりやすさへの編集技術は
・読者が手に取りたくなるような魅力ある表紙、本体への誘引力コンテンツになっている
か。
・記事は正確、簡潔、わかりやすく、表記は適切か。
・見出しは具体的で的確、力を持っているか。
・視覚度や図版率(写真、見出し、図表などの割合)が考慮され、メリハリある
レイアウトか。
・色使いはどうか。
