ごみのないふるさと埼玉を実現するための共同宣言

  今年6月には埼玉スタジアム2002を会場に、全世界の衆目の中で、「2002FIFAワールドカップTM」が開催されます。また、これに引き続き、平成16年度には、メイン会場の熊谷スポーツ文化公園をはじめ、全県下で「彩の国まごころ国体」が開催されます。
 この時期、日本国内はもとより、全世界から訪れる大勢の皆様を、ごみのない埼玉に気持ち良くお迎えすることは、県民はもとより、県とすべての市町村の願いであり、何よりのおもてなしとなるのではないでしょうか。
  しかしながら、依然として、県内の至る所でごみの投げ捨てなどが見受けられ、まちの美観や埼玉のイメージを損なっています。特に交通渋滞の著しい一部の幹線道路沿いや駅周辺などでは、たばこの吸い殻や空き缶等の心ない投げ捨てが目立つなど、ごみの散乱は全県的な問題となっています。
 今こそ、緊急に県民総ぐるみによるごみの散乱防止の取り組みを実施する必要があります。そして、埼玉に集う日本国内外の多くの皆様を気持ち良くお迎えしようではありませんか。
  よって本日,次のとおり「ごみのないふるさと埼玉を実現するための共同宣言」を表明します。

1 ごみの散乱の背景には、地域社会の環境美化を自らの問題として捉える意識が希薄であることからごみゼロに向けた県民一人ひとりの自覚によるごみの散乱防止を図るため県と市町村との連 携を一層密にした全県的 なごみゼロ県民運動を展開します。


2 身の回りに散乱するごみを一掃するため、県民、企業、地域と県及び市町村が一体となって 全県的な清掃 活動を展開するなどごみが捨てられない環境づくりを推進します。

3 環境美化の意識を高めるため、こどもの手本となるよう大人の率先垂範活動を促すとともに、 こどもの自 発的な体験機会を清掃活動の場で積極的につくり出すなど,教育関係機関との連携による地域ぐるみでの環境 教育を推進します。

            平成14年5月14日

                            埼玉県知事    土屋 義彦

                                           埼玉県町村会長 関根 昭二 

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